第2回Webaddictエッセイ大賞 結果発表

作品詳細

「Webaddictと私」

牧野恵子様(57歳) Webaddict福井田原町(Webaddict歴:1年7か月)

 

 ここは女の園。10代の若さあふれる子もいれば、80代の熟女もいる。57才の私は、女盛りの中堅どころといったあたりか。
 とりたててどこが悪い、ここが痛いというわけではないが、老いに向かって何かしら体を鍛えておきたいと思っていた。体力不足の自覚症状も色々感じられるところ、親友から誘われたのが「curves」だった。
 子供のころから運動は大嫌いで、体育の授業や運動会は苦痛で仕方なかった。部活はもっぱら文化部で通し、社会人になってからも何一つ運動らしきものに挑戦すらしたことがない。友人達がエアロビや、太極拳、3B体操等色々やっているのを聞いても、私には無理、私にはむかないとの思いが固かった。プールで歩くのがいいと聞いても、水着に着替えるのが面倒との理由で、重い腰をあげなかった。でもなぜか「curves」の話を聞いた時は、気持ちが揺らいだ。「いつ行ってもいい」「30分程度」「女性オンリー」というのが魅力的だった。一度覗いてみようか、と次の日一人で出向いた。
玄関へ入った時の第一印象がよかった。スタッフの明るく元気な「おはようございます。ようこそ」の声があちこちから聞こえた。店内は明るい、きれい、シンプル。運動している人達は辛そうでない。これなら私にもできるかもしれないと思った。スタッフから筋肉をつけることが、いかに大事なことか説明を聞いているうちに気持ちが傾いた。
最後に月額5900円の数字を見た時には、「よし、実行!」と決断ができた。早速入会手続きを済ませ帰宅した。

 平成20年12月1日から私のライフワークが広がった。家と職場の往復だった毎日に「curves」が加わったことによって、トライアングルになった。午前中家事を済ませ「curves」へ行き、トレパンに着がえると運動モードに切り替わる。午後はパートに行き制服に着替えると、仕事モードに切り替わる。夕方家に帰りエプロンをつけると、家事モードに切り替わる。何か自分の時間を確保した気分になった。
 運動嫌いで出無精な私が続くかなーと心配したが、知らぬ間に一年が過ぎた。「curves」が私を受け入れてくれたのだと思う。ドアを開けた時のスタッフの「おはようございます」の元気な声を聞くと、気持ちが一段階上向く。マシンをやりながら、いつも陽気なメンバーの美声を聞くと、もう一段階上向く。終わった後「今日もこれでしっかりやれた」と満足すると、又一段階上向く。顔が自然と柔和になっている。
 マシンでは「アブ・バック」が一番好き。お腹を曲げる時、鋭角にしないで丸くするのが、なんともお腹をひきしめるのに効いているような気がする。現に下腹ぽっこりだったのがいつの間にかへこんでいる。一番気になっていた所なので、第一目標はクリアで嬉しい限りである。次は第二目標の太もものひき締めを意識してがんばろう。
 ストレッチでは、最後にやる「背中のストレッチ」が好き。仰向けに寝て、足を曲げている時全神経を耳に集中する。幾つ音が聞こえるか数える。テンポのいい音楽。シューというマシンの空気圧の音。軽やかにステップするボードの音。スタッフの指導する声。メンバーの楽しそうな声・・・・。もうないか更に耳を澄ませる。更衣室のカーテンを開閉する音。洗面所で手を洗う音。14秒の間に沢山の音を感知することができる。店内の掲示物を読むのも好き。ポップな文字が踊っているカラフルな模造紙があちこちに貼ってある。健康情報であったり、お知らせであったり。メンバーからのヘルシーメニューや簡単メニューのレシピもあったりして参考になる。
ひときわ大きな模造紙に『幸せな人生を送ってほしい。笑顔になれる場所であってほしい。それが私達が目指す「curves」です』とある。「curves」の信念が伝わってくる文言だと思う。

 少し前に、急に人を追いかけざるを得ない状況になり、100m程全力疾走した。走りながら驚いた。「なんでこんなに走れるの?足が前に出る。ももが上にあがる。以前ならすぐに息切れし、足がもつれたのに。走れるじゃない、体が軽いじゃない」そう思いながら走った。ほんの数秒の出来事だったが「curves」の成果だと実感した。

 母が元気で明るいのは子供にとって幸せなことだと思う。妻が若々しく健康なのは夫にとって嬉しいことだと思う。
なによりも自分自身が楽しい人生になる。
夫は私や二人の娘の為に働き続け、昨年定年を迎えた。
今も第二の職場でがんばっている。人に優しく、自分に厳しい決して弱音をはかない夫を尊敬している。もし、夫が倒れたら今までの感謝の気持ちを込めて看病してあげたい。その為にも私は健康でいなければならないのだ。

 私を誘ってくれた友人は今休会中だが、私が誘った友人は別の自宅近くの店舗でがんばっている。「いい所紹介してくれてありがとう」と感謝の言葉ももらった。
さぁ、私もがんばって「今年も体年令41才をキープするぞー!」